このワークショップは、私たちがこれから約2年にわたってクルマの走行データを分析し、安全運転を“見える化”して「テレマティクス保険」という新しい保険をつくる、そのキックオフとして開催しました。安全運転をするほど保険料が安くなるというこの保険は、ヨーロッパでは5人に1人が加入するほど普及しています。私たちは日本でのテレマティクス保険を実現すると同時に、私たちはドライバーの皆さんに「安全運転って楽しい」という意識を持ってもらえるように、働きかけていきたいと考えています。最初はクルマ同士でぶつかって、うまく運転できなかった子どもたちでしたが、お母さんから交差点でのマナーや譲り合いの気持ちを教わって、変わっていきます。私たちが考えていた以上に、周りに配慮したドライブをしっかり理解してくれて、まるで大人のドライバーのように「どうぞ」「ありがとう」と手で合図をしている様子には驚かされました。子どもたちが思いやりや優しさを大切にする「未来ドライバー」になって、皆で楽しくドライブができるようになったその状況が、まさに私たちがこれから目指す社会です。子どもたちの1日の変化を見て、この取り組みを絶対に成功させたいと、改めて感じました。